Under the Hood WAN Performance
11.08.03
Jon Thatcher (FileMaker, Inc. )
たいていClosingセッションのときに行われていた「FileMakerの裏側、全部見せます」的なセッション。最後にやると、その後にスタッフに質問する機会がないという意見が多かったらしく、最初に行うことにしたそうだ。
FileMaker + WANは遅くなるのか。なぜ遅くなるのか、について、FileMaker Serverの統計レポートの読み方を細かく説明しながらのセッション。
物理的な問題解決の方法から、ユーザが「スローダウンしてるんですが」と問い合わせがあったときにどんなログを読み取るか、など、すぐ実践したくなることが満載のセッションだった。
(村上・鵜浦)
What's Up With FileMaker Go
11.08.03
William Heizer (FileMaker, Inc. )
このセッションはFileMaker Goについてのセッション第1弾です。
まず、データの移行および接続方法としては次の4つが考えられると紹介されました。
・iTunes 経由
・メール送信
・ドロップボックス
・FMSホスト
次に、FileMaker Go用のソリューションの作成のコツが紹介されました。
・ファイル起動時に取得関数でOS情報を取得してiOSかを判別し、iPhoneやiPadに適したサイズの専用レイアウトに切り替える必要がある
・FileMaker Goでは使えないスクリプトがあるので、スクリプトを作成するにはチューニングが必要
・FileMaker Goの特質上、レイアウトにトリガをセットして、ステータスツールバーを常に隠しておく必要
また、FMP7 Script Protocolを使用して別アプリ(バーコード読み取り)との連携のデモもありました。SQLのクライアントとしてFileMaker GOを使うケースも紹介され、FileMakerデベロッパとしては普通の感覚なのですが、iPadのデータベースソリューションがSQL連携できるのは面白い発想だと感じました。
(伊藤・大坂)
Simplifying the Relationship Graph
11.08.03
Chad Novotny (The Support Group, Inc. )
FileMaker 7がリリースされて、一つのデータベースに多くのテーブルを持つことができるようになったのと同時に、リレーションシップグラフというものが登場した。
このグラフはたこ足配線、機能グループ、アンカーブイなど様々な方法で作るが、もっとシンプルにできないだろうか?というのがこのセッションの主旨。
FileMaker 11の機能を使い倒せば、このテーブルオカレンスも要らない、これも要らない、と、テーブルオカレンスの節約ができる。見た目もすっきり。システムの変更があっても、最小限の修正ですむようになる。
特に活躍しているのは、絞り込み用のリレーションシップの代わりに設定するポータルフィルタリング。
非保存の計算フィールド(索引が作成できないのでリレーションシップを作成することができない)を使った絞り込みも可能。デモでは、グローバル変数をEvaluate関数を使って評価するなど、込み入った事例も紹介していた。
ver10以前のバージョンで開発された、「グローバルフィールドを使った絞り込みリレーション」のためのグラフは節約できることが非常によくわかる。
もうひとつ、スクリプトトリガを使った節約方法。
ポータル表示用に使っていたグラフは、スクリプトトリガを使ってサブウインドウでリストを表示させることによって不要となる。(リストを開いたとたんに検索でデータを絞り込めばよい)
これは使い方に注意が必要だが実際に自分も使っているので確かに便利。
(村上・鵜浦)
FileMaker Security
11.08.03
David Head (FileMaker, Inc. )
セキュリティに関するセッションはほぼ毎年チェックしているので、今年も。
FileMakerに限ったことではないが、単純すぎるパスワードはセキュリティリスクになる。
●よくないパスワード事例
http://imperva.com/docs/WP_Consumer_Password_Worst_Practice.pdf
●ここでパスワードの強度をチェックできる
http://www.passwordmeter.com
Macのキーチェーンにパスワードを記憶させておいて自分がメインパスワードを忘れてしまったり、ということのないように。(メインパスワードを忘れるとファイルの編集ができなくなる)
普段絶対使わない非常用のアカウントとパスワードを決めて設定しておくとよい。
外部サーバとの連携について注意点がいくつか。複数のグループに所属するユーザはどちらの権限で認証されるのか?等。
アカウント設定の「ユーザーデータ」というボタンをクリックすると何が表示されるか?
これは外部サーバ認証を使っている人でないと見たことがないので、会場内でも正解は出なかった。
「完全アクセス権」を使ってスクリプトを実行した場合の落とし穴として、「スクリプト一時停止」をはさんで再開した場合にどうなるか、というケースを紹介していた。気になる方は、是非サンプルファイルを作って試してみてください。
(村上・鵜浦)
Trigger Happy (2.0)
11.08.03
David Knight (Angel City Data )
ここは、昨年に続き、スクリプトトリガを使った技を時間の限り紹介するセッションです。
デモの前に受講される参加者に対してつかみのネタを披露。会場が一気に湧きます。アメリカ人のプレゼンテーション能力にはいつも驚かされます。
1つ数分〜10分以内という、かなりのハイテンポでスクリプトトリガでのソリューションを説明がありました。紹介する度に「おー」という歓声が上がります。
一部ご紹介します。
・トリガとグラフ機能を使ってダウンロード残り時間のような表現をする
・facebookとの連携
・onTimerをつかった目覚まし時計
・ドラッグアンドドロップによる画像操作
・キーワード検索
特にキーワード検索は目を見張るものがありました。前後の単語を表示しクリックすると実際のテキストのその部分がフォーカスされる「コロンブスのタマゴ」なデモでした。ちょっとしたことでユーザにとってこんなに分かりやすいものになるんですね。
(伊藤・大坂)